WEB拍手ログ カカシ



第15弾

 

 


ずっと伸ばしていた髪を切った。

 

 


「うーん、いいんじゃないの?爽やかな5月って感じで」


毛先にかけたパーマがくるり。


「でしょ?」

あんなに重かった髪もすっきりして私の気持ちも軽い。

 


「カカシは切らないの?」

「うーん、今がベストだからもうちょっと」

「なにそれ」

カカシはいつ見てもホウキみたいな髪型なのに。

「女の子はいいね。そうやっていろいろ変えれるし」

「そうでもないわよ。お金もかかっちゃうし」

またお金貯めなきゃな。パーマ代も馬鹿にならない。


「ね、カカシ。今度はどんな髪型がいい?」

「うーん、そのままでいいよ」

 

 

「それは、だめよ」

 


私、あなたのためにいつまでも綺麗でいたいのよ?







第12弾

一緒に過ごす人のいないクリスマスほど寂しいものはない。


「・・・・・ねえ、カカシ。彼女できた?」

「なに、いきなり」

寂しい。だから同じ仲間を探してしまう。

「どうなのよ」

「・・・いないけど、その笑顔はなんかな?」

しまった。

「いやね、同じ仲間がいたから」

「同情されたくないね、俺今日告白されたし」

「えええ!?で?」

「・・・・・断ったよ」

「なんで?」

カカシはこの里で一番のモテモテ君といっても過言ではない。

「・・・・・・・・・・・・・・秘密」

「ははん、好きな人がいるのね」

「いないよ」

「嘘」

私はニヤリとそれはもういやらしく笑った。「顔が語ってるわ」

カカシはそんなことはないと強く言うがそれは逆効果だ。

私はカカシの弱み(というか秘密)を握ったことに喜んでいると、

カカシはぽつりと言った。

「明日、どうせ一人なんでしょ」

「・・・・・ええ、そーよ。一人身のカワイソウな私は独りクリスマスですよー」

「だったら・・・・」

「だったら?」

 


「明日俺の家でクリスマスパーティね」

 


「え?なによ、いきなり」

カカシはニヤリと笑った(気がする。マスクでみえないが)

 


「クリスマスくらい、一緒にいたい人といたいからね」

 


なんだかものすごい言葉を言われた気がするクリスマス・イブ。

あれ?期待して、いいのかな?






第7弾

Qu’est−ce que tu as fait hier?



「もしも〜し、起きてる?」

コンコンと玄関のドアをノックする音で目がさめた。

飛び上がるように起きて、視線と気配をめぐらせる。

玄関の外にある気配がよく知ったものでほっと胸をおろす。

「はいはい」

安堵して寝ぼけ眼を擦りながら玄関を開けると爽やかな笑顔の君がいた。

「やだ、まだ寝てたの?」

「ん〜今日は久しぶりの休みだし」

「疲れてるみたいね。昨日何してたの?」

「任務だよ。久しぶりのAランク」

「下忍の子の面倒も見てるのに大変ね・・・里一の忍も」

「里の為だよ」

「じゃぁ、お疲れのカカシさんは今日は家で休養ね」

「出かけないの?」

「ううん。私はいいや。カカシの傍にいれれば」

と言って笑う君を抱きしめて、

「今日はずーっと部屋でゴロゴロしてよう?ね?」

今日の予定はこれで決定。



>「ケ ス ク チュ ア フェ イエール」
『(あなたは)昨日何をしたの?』





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